【不登校】行き渋りの始まりは…

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こんにちは。いち子です。
4月も半ばになり、娘の和香の通信制高校生活がスタートしました。
キャンパスに通学するのは週一日ですが、先週はオリエンテーション週間という事で三日間半日の通学をしました。
中学時代あれだけ学校に行けなかったので心配はありましたが、今のところ通信制の自由な雰囲気が性に合っているいるようです。今のところは…(^^;)

中学も入学早々はとても元気に通学してました。遅刻もせずクラス委員もこなし、部活と塾という忙しい生活を送れていました。
段々と様子がおかしくなってなって来たのは、最初の定期テストが終わった頃からです。娘の中学は三学期制だったので割と短いスパンで定期テストがやってきます。一学期末テストが近づいて来るに連れて体調不良を訴える日が出てきました。それは朝だったり、部活中だったり。
ただ症状としてはとても曖昧な「お腹が痛い」とか「気持ちが悪い」とかばかりで、発熱があったり嘔吐下痢をするわけではありません。

まさかそれが長期の不登校に繋がるとは思いもせず、当時仕事もフルタイム勤務で簡単に休んだりもできない状況だったため、何となくなだめたり車で学校前まで送迎しながら学校に行かせてました。
ある日塾から電話があり「体調が良くないから迎えに来てほしい」というのですぐに向かったら、娘は塾で過呼吸の発作を起こしていました。初めてだったのでパニック状態でした。
塾の先生たちは誰もそれが過呼吸だと理解している様子はありませんでしたが、あきらかに過呼吸でした。

帰宅して落ち着かせてからゆっくり話を聞いてみたところ、その塾はテスト2週間前から対策としてワークを何周かさせていたようなのですが、和香だけ問題を解いていくペースが他の子より遅かったそうです。
娘は非常にマイペースで自分のペースを乱される事に多大なストレスを感じるタイプです。
塾で出されたワークが解けないわけではなく、人より時間がかかっていた状況で先生から「終わっていないのは和香だけだぞ」と何度も圧をかけられ、加えて周りの塾生たちの凄いスピードで鉛筆をカツカツ動かす音に追い打ちを掛けられたのだと思います。

その時の塾での過呼吸発症をきっかけに「自分はダメなんだ」「勉強に向いてないんだ」という自信喪失によるメンタルダウンがどんどん加速していきます。
娘の中で勉強のみならず、あらゆるキャパを超えてしまったのでしょう。
それでもまだ娘には「学校に行きたい」気持ちがあり、私も何とか「学校に行かせたい」という思いがあり、遅刻や早退を繰り返しながら何とか通学するものの、楽しみだった部活にも徐々に参加できなくなり、眠れなくなり、起きれなくなり、食べられなくなり、動けなくなり…

長くなるので「行き渋り・五月雨登校期」のお話は次回にしますが、この頃が親子とも本当にきつい時期でしたね。
この時に母親である私に、その後にやってくる娘の暗黒時代の姿が想像できていたら、もっと早い段階で「無理させない」「しっかり休ませる」「登校させない」という選択肢を広い心で与えてあげていたら…と思うことは多々あります。

何をどう言っても全て結果論でありどうにもなりませんが、不登校になってしまった子供の親というのは多少なりとも皆「自分のせいだ」という自責の念を抱えています
私も娘がまだ無邪気に笑っていた小さい頃の写真を見ながら「私のせいでこんなに娘を追い詰めてしまった」「この頃に戻ってもう一度育て直してあげたい」と泣きながら思っていました。
何なら今でも思ってますし、今後娘がこの不登校を完全克服してもなお、私の心にはあの時の自責の念が生涯残り続けるのでしょう。
それでいいです。それで塞ぎ込んでいた娘の暗黒時代の気持ちが少しでも共有できるなら、この自責の念は死ぬまで消えなくていいです。

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